天沢履(てんたくり)
上卦:乾 / 下卦:兑
金
実行
虎の尾を履み、人を嚙まず、亨通する。
上に天下に沢あり、履なり。君子は以て上下を弁え、民の志を定む。——天が上にあり沢が下にあることは、各々その位に安んずることを象徴する。君子はこれに倣い、上下の分を明らかにし、民の心の志を安定させるべきである。
履卦は慎重に実行することを象徴し、虎の尾を踏んでも嚙まれないことに譬えられる。事業面では危険な状況にありながら慎重に行動し、礼をもって人に接すれば安泰を保てる。恋愛面では関係を慎重に保つ必要がある。決断の際は薄氷を履む如く恐れを持てばよいが、礼に則って行えば最終的に亨通する。