虚実無常にして、心に定まりなし
凶煞
特殊類
四柱全体、日柱干支より旬空の地支を照らす
よく見られる
空亡は天干が地支に配されるときに輪空する位であり、虚無・不実・落空を主とし、命理において最も重要な特殊神煞の一つである。命に空亡を帯びる者は、心性が空霊で、思想が超脱し、世俗的な束縛を好まないが、空虚や失落の感じを抱きやすい。この星は临む事が常に落空する憂いがあることを主とし、財星空亡であれば財が来て財が去り、官星空亡であれば仕途が不安定であり、夫婦星空亡であれば婚姻に変化がある。空亡が年柱に临むと、祖業が空虚で、父母との縁が薄いことを主とする。月柱に临むと、兄弟姉妹の助力が少なく、青年期に変動が多い。日柱に临むと、夫婦の縁が薄く、自身の意志が固くない。時柱に临むと、子縁が薄く、晩年に孤独の感じを抱きやすい。しかし空亡は全く凶ではなく、華蓋や太極などの星を帯びれば、空亡はかえって霊性が卓越し、修行や玄学の研究に適する。
空亡は虚無落空・不実の象を主とし、特殊な神煞状態である。此星を帯びる者は空亡の臨む事柄において、易しく落ち着きのない・不実・難得の感じがあり、空亡が財に臨めば財を求めるが不実であり、官に臨めば仕途が虚浮である。その人の思想は超脱しており、世俗に拘泥せず、出世の傾向がある。
年柱にあると、祖業が虚浮であり、父母との縁が薄い。月柱にあると、兄弟姉妹の助力が大きくなく、事業の根拠が堅実でない。日柱にあると、配偶者や感情に欠陥があり、婚姻は経営を要する。時柱にあると、子女との縁が薄く、晩年の計画が易しく落ちる。空亡は全て凶とは限らず、玄学・修行等においては反って慧根を主とする。
空亡者,天干不及,地支独见也。命中带之,主所临之事常有落空之虞。
— 『淵海子平』
甲子旬中戌亥空,甲戌旬中申酉空,甲申旬中午未空,甲午旬中辰巳空,甲辰旬中寅卯空,甲寅旬中子丑空。
日柱の干支で旬空を照らす。例えば甲子日生の者は甲子旬にあり、戌亥が空亡である。
空亡は虚無不実を主とし、帯びる者は関連の領域で期待を低くすべきであるが、空亡はまた超脱慧根を主とし、必ずしも全て凶ではない。