衣食豊足に、福禄は双全なり
吉神
貴人類
四柱全体、日干より地支を照らす
よく見られる
禄神は日干の臨官の位であり、衣食豊足と俸禄の厚いことを主とし、養命の源である。命に禄神を帯びる者は、一生衣食に困らず、財運が安定し、正当な収入を得る能力を持つ。この星は福禄・官職・財富を主とし、八字において最も重要な吉神の一つである。禄神が年柱に臨むと、歳禄と称され、先祖の産業が厚く、富貴の家に生まれることを主とする。月柱に臨むと、建禄と称され、青年期から自立自強し、家を興すことができる。日柱に臨むと、専禄と称され、夫婦が恩愛で、自身も福寿である。時柱に臨むと、帰禄と称され、晩年が富足で、子供が孝行である。禄神は最も生旺を喜び、死絶空亡を忌む。禄神が冲剋されると、破禄と称され、財運が損なわれ事業が順調でないことを主とする。禄神が正印と同柱であれば、俸禄が厚く、食神と同柱であれば、財源が広く入る。
禄神は俸禄衣食・財富の根拠を主とし、養命の源である。此星を帯びる者は一生衣食に憂いなく、安定した経済的基盤があり、富でなくとも貧困には至らない。其人は物質生活を重んじ、理財持家を知り、蓄えの習慣があり、金銭に対して実際的な掌控力を持つ。
年柱にあると、祖業に頼りがあり、出身条件が悪くなく、長輩の資助を得る。月柱にあると、青年期の事業が安定して収入が大きい。日柱にあると、配偶者に助けがあり、夫婦が心を合わせて富を成す。時柱にあると、子女が出息して、晩年の生活が豊かである。禄神は沖克を忌み、沖せば財が破れ禄が損なわれる。
禄者,爵禄也。当得势而享,乃谓之禄。禄为养命之源,不可不查。
— 『淵海子平』
甲禄在寅,乙禄在卯,丙戊禄在巳,丁己禄在午,庚禄在申,辛禄在酉,壬禄在亥,癸禄在子。
日干で地支を照らす。甲日生の者は寅を見、乙日生の者は卯を見、丙戊日生の者は巳を見、丁己日生の者は午を見、庚日生の者は申を見、辛日生の者は酉を見、壬日生の者は亥を見、癸日生の者は子を見る。
禄神は養命の源にして、衣食俸禄を主とし、帯びる者は経済的基盤が堅固にして、一生食に憂いなし。財富の安定性を測る重要な標である。