陰徳が潜み扶持し、福沢は綿々と長し
吉神
貴人類
四柱全体、月支より天干を照らす
比較的多い
月徳貴人は太陰の徳であり、陰徳や内助の力を主とし、陰ながら庇佑する神煞である。天徳と同様に厄を解く星であるが、天徳は外に顕れ、月徳は内に潜む。命に月徳を帯びる者は、性質が温柔細膩で同情心に富み、人を助けても返報を求めない。この星は陰ながら助力を得ることを主とし、知らぬ間に災厄を化解したり、女性の長輩や配偶者の黙々たる支持を得たりする。月徳は月柱に臨むが最も良く、一生母や妻の助けを多く得ることを主とする。日支に臨むと、配偶者が賢良淑徳で、夫婦が一心同体である。月徳の力は潤物細無声の如く、急がず騒がず、しかし長く穏固である。天徳と同柱にあれば、「天月二徳」と称され、福気が倍加し、一生災難が少なく凶を吉に転じることができ、命理において上吉の象である。
月徳貴人は陰徳の神に属し、主に性情が温和にして、人の心に解する。此星を帯びる者は内心が柔らかく、同情心に富み、恩を施して報いを求めないため、陰徳が深厚に積まれる。其人は人間関係を処理するのが得意にして、柔をもって剛を制するのを知り、チームの中で潤滑油の役割を常に果たす。
年柱にあると、母が賢徳にして、家道が清和である。月柱にあると、同輩が友愛にして、事業が人の暗中の助けを得る。日柱にあると、配偶者が温柔にして、婚姻が調和する。時柱にあると、子女の品性が端正にして、晩福が綿長である。天徳と同柱にあると福沢が深厚にして、禍を福に転ずる。
寅午戌月在丙,申子辰月在壬,亥卯未月在甲,巳酉丑月在庚。
— 『三命通会』
寅午戌月丙,申子辰月壬,亥卯未月甲,巳酉丑月庚。
月支で天干を照らす。寅午戌月生の者は丙を見、申子辰月生の者は壬を見、亥卯未月生の者は甲を見、巳酉丑月生の者は庚を見る。
月徳貴人は陰徳の庇佑を主とし、帯びる者は性情が柔和にして、陰功を積むのが善く、一生暗中の護持を多く得て、福沢が綿長である。