従殺格(じゅうさつかく)
命を棄てて殺に従い、胆識過人で、位高く権重い
格局構成
日主が極めて弱く、根気も気もなく、支に官殺が成局し、天干に官殺が旺盛で、全局が官殺に主導され、日主は殺勢に従わざるを得ない。
格局の特徴
従殺格の人は胆識過人で、圧力と危険に敢然と立ち向かい、極めて強い指導力と決断力を持つ。高圧環境での生存と発展に長じ、軍警・政治・企業管理・外科医など果断と勇気を要する業界に適している。性格は剛強で威厳がある。人間関係では人に敬服され、他人を指揮管理するのが得意だが、厳しすぎて敵を作ることもある。
成格条件
成格条件:1. 日主が根気も気もない;2. 支に官殺が成局または当令;3. 天干に官殺が透出して旺盛;4. 印星・比劫が日主を生じ扶持しない。破格条件:1. 比劫が身を助ける;2. 印星が殺を化生じて日主を扶持する;3. 日主に根気があり従わない;4. 食神が殺を制して従わない。
命例分析
例えば乙木の日主が申月に生まれ、支に申酉戌が金局を会し(金は乙木の官殺)、天干に庚辛金が透出し、日主に寅卯の根がなく、壬癸水の印星がない。従殺格の人は一旦成格して官殺運を行えば、位高く権重いを主ずる。
女命・男命での読み方
女命:従殺格の女性は、強い権威や環境の流れに逆らわず、その中で最高の位置を取る戦略性を持つ。大組織や厳しい専門領域で、摩擦を最小にして昇る。 男命:従殺の男性は、規律と権威の体系の中で最も力を発揮する。軍・法・大企業の階梯を着実に登る。殺が財で潤えば従は崩れず、むしろ権力の中心に近づく。
身強・身弱での変化
官殺の勢いが全局を支配し、財星がその勢いを支えていれば、従殺は完成する——流れに従うことがかえって高位を運ぶ。 破格の兆し:印が殺を化して従が崩れ、あるいは比劫が殺に抗えば逆に圧力を受ける。歳運で印比が重なる年は、立場の見直しを要する読み方。

