従勢格(じゅうせいかく)
命を棄てて勢いに従い、勢いに乗り、霊活に変通する
日主が極めて弱く、根気も気もなく、命局に五行の一つ(財官食傷以外)が成局成勢し、全局の気勢が統一され、日主は大勢に従わざるを得ない。
格局の特徴
従勢格の人は極めて強い適応能力と変通能力を持ち、形勢を観察して勢いに乗るのが得意である。個人の意志に拘泥せず、様々な変化に霊活に対応でき、外交・広報・コンサルティング・貿易・政治など高度な適応性を要する業界に適している。性格は円滑で世慣れており、顔色を伺うのが得意。人間関係では様々な人物と付き合うのが得意だが、主見がなく人に左右されやすいこともある。
成格条件
成格条件:1. 日主が根気も気もない;2. 命局に五行の一つが独旺して成勢する;3. 全局の気勢が統一され、破格の神がない;4. 印星・比劫が日主を生じ扶持しない。破格条件:1. 比劫が身を助ける;2. 印星が日主を生じ扶持する;3. 日主に根気があり従わない;4. 命局の気勢が純でなく、雑気が混在する。
命例分析
例えばどの日主でも月令に生まれ、全局で五行の一つが独旺し、日主が根気も気もなく、大勢に従わざるを得ない場合。従勢格の人は時勢を見極めるのが得意で、乱世や変革期には大勢を捉えて成功することが多い。
女命・男命での読み方
女命:従勢格の女性は、周囲の勢い——組織・時代・関係の力関係——を読んで、その中心に巧みに身を置く。正面衝突を避け、流れの力で昇る戦略家。 男命:従勢の男性は、局面を見て形を変える適応の人格。どの陣営でも重宝され、変動期にこそ価値が上がる。勢いの柱(財・官・食傷の最も旺なるもの)に従って読み方が変わる点が特徴。
身強・身弱での変化
日主が孤立無援で、局中の最も旺なる一行の勢いに従えば従勢は完成する。 破格の兆し:歳運で比劫印が日主を支え、従う必要が崩れれば逆に混乱を招く。従う対象の五行が変わらないかを毎運確認する読み方が必要。

