従財格(じゅうざいかく)
命を棄てて財に従い、経営に長じ、富甲一方
日主が極めて弱く、根気も気もなく、支に財星が成局し、天干に財星が旺盛で、全局が財星に主導され、日主は財勢に従わざるを得ない。
格局の特徴
従財格の人は極めて強い商業頭脳と稼ぐ能力を持ち、財富の機会を発見し創造するのが得意である。金銭に対する嗅覚が鋭く、計算と投資に長じ、金融・貿易・投資・販売など財富と直接関連する業界に適している。性格は現実的で務実、物質的利益を重視する。人間関係では利益志向で、自分に有利な人と付き合うのが得意だが、利益のみを追うと非難を受けることもある。
成格条件
成格条件:1. 日主が根気も気もない(印比の帮扶なし);2. 支に財星が成局または当令;3. 天干に財星が透出して旺盛;4. 印星・比劫が日主を生じ扶持しない。破格条件:1. 比劫が身を助ける(日主が根を得る);2. 印星が日主を生じ扶持する;3. 日主に根気があり従わない;4. 財星が刑衝破害を深刻に受ける。
命例分析
例えば乙木の日主が酉月に生まれ、支に巳酉丑が金局を合金(金は乙木の偏財)、天干に庚辛金が透出し、日主に寅卯の根がなく、壬癸水の印星がない。従財格の人は一旦成格して財運を行えば、大富大貴を主ずる。
女命・男命での読み方
女命:従財格の女性は、現実の流れ——市場・需要・人の欲——に身を任せて富を成す型。堅苦しい枠に逆らわず、稼げる場所へ柔軟に動く。結婚では経済的な安定を共同で築く相手が合う。 男命:従財の男性は、事業と投資の波に乗る人格。組織にしがみつくより、財の流れる方向へ自らを差し出す。食傷が財を生じれば、才能がそのまま資産に換わる。
身強・身弱での変化
財の勢いが全局を支配し、食傷がその流れを支えていれば従財は完成する——「流れに従う」ことがかえって大富を運ぶ。 破格の兆し:比劫が財に抗い、印が流れを断てば従は崩れる。歳運で比劫印が重なる年は、体勢の見直しを要する読み方。

